社会医療法人 河北医療財団 あい介護老人保健施設 様

法人活用事例

用途:リハビリテーションやコミュニケーションを推進するためaiboを導入

「 aiboがいればすぐに場が和みコミュニケーションが始まります。」

社会医療法人 河北医療財団 あい介護老人保健施設様は、リハビリテーションを中心とした医療サービスを提供する在宅復帰支援施設。「入所」、「ショートステイ」、「デイケア」といった3つのサービスを展開しています。医師や看護師をはじめリハビリテーションの専門職員、介護職員、支援相談員、管理栄養士がチームとなり、利用者ごとの個性に合わせたサービスを提供しています。

■デイケア利用者のコミュニケーションが円滑に

社会医療法人 河北医療財団 あい介護老人保健施設様は、利用者のコミュニケーションを推進する目的でaiboを導入されました。

「aiboの導入はトップダウンで決まりました。現在、デイケアの利用者を中心にaiboとの触れあいを楽しんでもらっています」と語るのは、デイケア科リハビリテーション部門副主任の田中匠作氏。

あい介護老人保健施設様のデイケアには150名ほどの登録があり、毎日40〜50名ほどがデイケアを利用しています。

機能訓練だけではなく、利用者自身がやりたいことを尊重し、目的に合わせた個別性の高いリハビリテーションを行っている施設です。

また、豊富なリクリエーション・プログラムも展開し、そこでaiboをご活用いただいています。

「老人保健施設の中にはセラピードッグなどを使うケースもありますが、アレルギーや抜け毛、ニオイなど衛生面も気にしなければいけません。aiboであれば、こういったことも気にする必要もありません」

あい介護老人保健施設様では、aiboを放し飼いにしています。「ラブちゃん」と名付けられたaiboは、レクリエーションを楽しんでいる利用者に近づきじゃれついたり、褒めてもらうと尻尾を振ったりと子犬のような仕草で場を和ませています。

「職員は、利用者同士のコミュニケーションを促すため話題を振ったりしているのですが、これがとても大変なんです。しかし、aiboがいればすぐに場が和みコミュニケーションが始まります。そういった意味では、aiboは職員の業務支援にもなっています」

■効果を実感。今後は入所者への展開も予定

あい介護老人保健施設様は、aiboの導入台数の増加や、入所の利用者への展開も検討しているとのこと。

「普段はあまりコミュニケーションをしたがらない利用者さんも、aiboとはおしゃべりしています。利用者さんのaiboへの反応はとてもいいですね。利用者にとっても職員にとってもaiboの導入効果は高いと感じています」

このように、あい介護老人保健施設様はaiboの効果を実感しています。

「現在、aiboを導入したばかりなので、その効果を検証している段階です。その効果が明確になってきたら、次のステップとして入所の利用者さんにも展開したいと考えています」

ロボットペットとして人気のaibo。老人保健施設では、利用者を癒やしコミュニケーションを円滑にしています。法人用途でも、aiboのニーズは高まっています。

社会医療法人 河北医療財団 あい介護老人保健施設
デイケア科リハビリテーション部門副主任 作業療法士
田中 匠作 氏

取材 2019年7月