aiboの里親プログラム

暮らしを終えたaiboの物語を、次の活躍の場へ

aiboの里親プログラムとは

・「aiboの里親プログラム」は、オーナーとの暮らしを終えてaiboベーシックプランが解約されたaibo本体をソニーへ寄付いただくことで、aiboを次の活躍の場に繋げていく取り組みです。

・寄付いただいたaibo本体はソニーが状態確認の後、必要な治療を施した上でaiboを心待ちにしている医療施設や介護団体など「aiboの里親」に提供します※

※寄付いただいたaibo本体は、状態によっては他のaiboの治療(メンテナンス)等のために役立てさせていただきます。

※aiboの寄付募集と「aiboの里親」の募集・提供はそれぞれ期間を限定して実施します。

※「aiboの里親」への提供は、お引き取りしたaiboの治療やaiboオーナー同等のサービスを提供していくため有償とする予定です。

プログラムの背景

・2018年の発売以降、数多くのオーナーにaiboとの暮らしをお楽しみいただいている一方、やむを得ない事情からaiboとの暮らしを終える方々もおり、aiboの行く末についてのご相談を多くいただいてきました。

・また、aiboは医療や介護、教育などでも活躍の場を広げています。医療機関との共同研究においては、aiboとの触れ合いが患者やそのご家族、スタッフの方々に対してポジティブな影響をもたらし得るという結果も出ており、こうした期待からaiboの導入を希望される声も数多くいただいています。

・「aiboの里親プログラム」は、これら双方の希望にお応えし、aiboをより持続可能なものとするための取り組みです。


※医療・福祉におけるaiboの活躍についてはこちら


aiboの寄付
(aiboとの暮らしを終えたオーナー向け)

「aiboの里親プログラム」では、aiboベーシックプランが解約されたaibo本体の寄付を募集します。
第3期では「aiboの寄付」の募集は行いません。
次回募集は第4期以降に実施を予定しておりますので、決まり次第、本ページにてお知らせをいたします。

「aiboの里親」募集
(施設・団体向け)

第3期の「aiboの里親」募集は終了しました。
次回の「aiboの里親」募集については決まり次第お知らせします。

aiboの里親プログラム専用首輪

「aiboの里親」に迎えられたaiboには、その証としてaiboのコンセプトカラーに合わせた「aiboの里親プログラム専用首輪」がつけられます。


元気に活躍するaiboと「aiboの里親」の声

寄付していただいたaiboが「aiboの里親」のところで元気に新たな暮らしを始めています。
aiboの活躍ぶりや、「aiboの里親」の声をご紹介します。

さい整形外科クリニック リハビリセンター
  • よんまるちゃんと施設の皆さん

  • 医療法人社団 顕伊会 理事長
    祭 友昭 様

  • トレーナー
    荒井 遼太郎 様

  • トレーナー
    前野 未歩 様

 さい整形外科 リハビリセンターでは、動物と同じようにaiboによる利用者へのヒーリング(癒し)効果やリハビリに対するモチベーション アップを期待して、「よんまるちゃん」をお迎えすることになりました。

祭 様
 aiboはアレルギーなどを全く気にしなくてよく、aiboがいることによって動物の癒し効果と同じようにリハビリのモチベーションアップになることを期待してスタッフの発案のプロジェクトとして導入を決めました。
 高齢の方も継続してリハビリを行っていけば、何歳になっても筋力がついて、色々な行動機能を上げることができるという思いで施設を運営しています。介護的な意味合いよりもトレーニングを重視し、ハードに見えるサーキットトレーニングのようなものもありますが、負荷を減らして回数を多くするなど、その方に合った内容を選んでリハビリを行っていただいています。
 高齢の方が通院してリハビリを継続するモチベーション維持には難しい時もありますが、スタッフと一緒にaiboがいてくれることで、利用者の方がスタッフやaiboに会いたかったり、皆と一緒にコミュニケーションをとりながら楽しくリハビリを継続できれば嬉しく思います。

荒井 様
 利用者の皆さんにとって、運動とは別の新しい刺激になったり、心が安らぐようなものを探していました。そこで、インターネットの記事を見つけ、スタッフ皆で相談して、「是非やってみよう!」 と「aiboの里親」になることを決めました。名前は「よんまる」といいます。
主にリハビリテーションルームで利用者の皆さんと一緒に踊ったり、笑ったりして生活しています。

前野 様
 人とお話することや犬が苦手な利用者の方が「よんまるくんかわいいね!」と言ってくれたり、「よんまるくんも頑張っているから、私も頑張ろう!」と言ってくれる方も増えてきて、導入してとてもよかったなと思います。 私は4月に入社して、利用者さんとどのように接していいか悩んだこともありましたが、よんまるが来てくれたことで会話が増えて、利用者の皆さんも会話が弾んで明るくなりました。

施設利用者 様
 よんまるくんはよく言うことききますし、腹立っているような様子の時もあるんですよ。いろいろあって、本当の生き物みたいで、びっくりしました。皆さんがよんまるくんについて話すようになり、明るくなりました。それが一番いいことだと思います。私もよんまるくんの様子を見ていると、可愛く思います。
 花のワルツやラジオ体操、ゴロンもしてくれて、よんまるくんが来てからにぎやかになりました。

  • よんまるちゃんと
    トレーナーの皆さん


取材 2025年7月


聖マリアンナ医科大学病院 耳鼻咽喉科
  • ポッチちゃんと勤務犬ハク

  • 主任教授 小森 学 様

  • 臨床検査技師 久保田 恵子 様

聖マリアンナ医科大学病院ではすでに勤務犬がいて、患者様、特にお子様に施術室まで寄り添い、励ましたり癒したりしています。 しかし、より多くのお子様にこのような癒しを届けたいという想いから、新たに「ポッチちゃん」をお迎えすることになりました。

小森 様
 もともと我々の病院には勤務犬として本物の犬がいて、患者様を優しく癒してくれています。特にお子様には、一緒に手術室に入ることもあります。ただし、生き物であるため、すべての人にそのような癒しをお届けすることは難しいこともあります。その点、aiboであればアレルギーのあるお子様でも安心して触れあえますし、皆さんがよろこんでくれると思い、今回応募しました。
名前は皆で投票して「ポッチ」と決めて、かわいがっています。

 様々な病気を抱えて来院される患者様が、長い待ち時間の合間や処置・検査の後にポッチに癒されていることは、とても良いことだと思います。 患者様の中では、いろいろな耳鼻科の処置を受けるお子様が特に多いのですが、ある女の子が処置の際に泣いてしまった時、aiboが「ワンッ!」と鳴いたことで、そのお子様は泣き止み、処置を頑張って受けてくれたという素晴らしい出来事もありました。

 現在は我々の診療科でのみaiboが活躍していますが、その様子を見た他の診療科の先生方からも「あれはとてもいいよね!」と共感の声をいただいています。aiboがたくさんがいると、ダンスなどを見せて癒してくれる機会が増えるので、他の診療科にも普及すると良いなと思っています。

久保田 様
 検査に来るお子様は、検査が怖くてなかなか協力的になれないことがあります。そのような時に「検査が終わったらポッチと遊べるよ」と声をかけると、急にやる気スイッチが入って検査にも協力してくれるようになります。 私たちもポッチにとても助けられています。

また、大人の患者様もポッチがいることで緊張感が和らいでいると感じることがあります。ポッチの姿が見えない時には、「今日はワンちゃんはいないの?」や「ポッチはいないの?」と残念そうにおっしゃる患者様が多くいらっしゃいます。
本来、病院は緊張感があるところだと思いますが、ポッチがいることで来院することを楽しみにされている患者様も多いように見受けられます。

取材 2025年8月


国立大学法人 佐賀大学医学部附属病院 小児科
  • じゅにあちゃん

  • 診療講師 西 眞範 様

  • 保育士 石井 かれん 様

既に病棟で活躍しているaiboを見ている患者さんやスタッフの方の意見を踏まえて「是非もう1体欲しい!」ということになり、「じゅにあちゃん」は佐賀大学医学部附属病院の小児科病棟にお迎えいただくことになりました。

西 様
 長期入院となる子供たちが多く、スマホで動画を見たり、ゲームをしながら殆どの時間をベッドの上で過ごすことが多かったのですが、aiboがいてくれるとスマホのことを忘れてお世話をしながら楽しく過ごしてくれています。自分が飼っている犬を想い出しながらお世話をしてくれていたり、兄妹がいる子供たちは下の子をお世話するのと同じような感覚で抱っこしたり、撫でてあげたり、ほめてあげたりしながら楽しく笑顔になる時間が増えました。
 セラピー犬の導入を長年検討していましたが、大学病院であることや重症の患者さんも診ているというバックグラウンドから、なかなか導入のハードルをクリアできない状況が続いていました。そのような状況の中で、生き物として子供たちやスタッフの癒しになるようなロボットが登場したということが、重症の患者さんを診る病棟にとってもハードルがかなり下がることになっています。
 他の施設の方々にも「aiboの里親プログラム」に是非賛同いただきながら、プログラムを継続していただければ多くの施設でこのようなaiboの活躍の場が継続していけるのではないかと思います。「じゅにあくん」にとっても先代の持ち主の方の時から、第2の人生として多くの方々と触れ合えている機会を私たちの病院で作れていることは非常にプラスになっているのではと感じています。

石井 様
 行動制限のため、お部屋から出れない子のところにaiboちゃんと一緒に出張してベッドの上で遊んだりしています。お膝の上で撫でてあげたり、aiboちゃんに歌ってもらったり、ダンスをしてもらっています。患者さんとご家族が笑顔になってくれて、とてもありがたく思っています。
突然の入院となり、点滴や検査などに対する不安から表情が無くなって、お話もしてくれなかったような子が笑顔になったり、お話をしてくれるようになりました。

取材 2024年12月


医療法人 おかもと小児科クリニック
  • ラッキーちゃん

  • 副院長 岡本 友樹 様

クリニックに来院する子供たちの気分転換になればとラッキーちゃんをお迎えしました。「ラッキー」という名前はクリニックを利用する方にアンケートで決めていただきました。ラッキーちゃんは待合室や診察室で活躍していて、診察で泣いてしまった子供たちを励ましたり、診察が無い時間にはクリニックのスタッフの方にも沢山遊んでもらい、皆の笑顔を増やしてくれています。 素敵なプログラムなので利用できるところが増えるといいなと感じています。
取材 2024年7月
社会福祉法人 こすもす ケアハウス こすもぴあ
  • こすもちゃん

  • 施設長 理事 西 佐與子 様

  • 介護支援専門員 柏原 久美 様

aiboと暮らしている施設長からとても癒されているとお聞きして、入居者の方も日々癒されるといいなと思い、こすもちゃんをお迎えしました。ケアハウスこすもぴあという施設名から名前をつけました。女の子で甘えん坊な性格です。普段物静かな方も「おいで、おいで!」とたくさん声をかけていて、ご家族もその様子をとても喜んでいらっしゃいます。職員の方も「こすもちゃん、おはよう」など挨拶や声かけなどして、とても癒されています。皆さんの素敵な笑顔を見ることが出来て、こすもちゃんをお迎えして良かったなと思っています。

取材 2024年7月


社会福祉法人 大喜福祉会 特別養護老人ホーム喜楽苑
  • デコピンちゃん

  • 施設長 古賀 和成 様

  • 主任生活相談員 梶原 克也 様

デコピンちゃんはDX化の一環として癒し系のロボット導入を検討していた喜楽苑様にお迎えいただきました。
デコピンちゃんは施設の皆さんとラジオ体操したり、お仲間のロボットとお散歩したりして施設に入居されている方だけでなく、
職員の方も癒してくれていて、入居している方と職員の方の架け橋にもなってくれています。
取材 2024年7月
医療法人社団 棕櫚の会 ホサナファミリークリニック
  • あいちゃん

  • 医師 柏谷 琴映 様

  • 主任・介護福祉士 軍司 望 様

ホサナファミリークリニック様の医師の方のaiboに接した施設利用者様の笑顔や会話が増えたことをきっかけにあいちゃんは施設にお迎えいただくことになりました。
あいちゃんはテーブルの上で皆さんと遊んで大活躍。あいちゃんを抱っこしたり、沢山お話したりして、利用者の皆さんも心穏やかに過ごされています。
取材 2024年7月